校長の言葉(12月)

 平成30年も暮れようとしています。明日は平野部でも雪が降るかもしれないとの天気予報です。ちょうど24日(月)にスタッドレスタイヤに交換したところです。冬の準備が間に合いました。
 さて、今月は8日(土)に4回目の中学生対象の学校説明会を開催しました。13の中学校から、保護者の方も含めて32名の参加でした。実際にその学校へ足を運び、校内や先生や在校生の様子を見て、聞いて、学校の「空気」を感じてくることは、学校選びの大切なポイントだと思います。
 説明会では、本校の特色である、進学にも就職にも対応できるノウハウを持った学校であること、少人数教育で中学校の内容の学び直しからしっかりと学習できること、校訓「真摯」のもとに真面目でひたむきな生徒を育てていること、清新祭や闊歩大会をはじめ、楽しく、学校に誇りの持てる行事がたくさんあること、などを紹介しました。「師弟同行」の精神のもと、先生と生徒の距離が近く、一人一人の生徒に先生がじっくりと向き合い、丁寧に面談を積み重ねていること、「面倒見のよい学校」「生徒の成長が目に見える学校」として中学校から評価されていること、伝統校にも負けない「豊かな経験」ができる学校であること、などを説明しました。
 参加してくれた中学生の皆さんは、スクリーンに映される資料を見ながら、真剣に耳を傾けてくれました。その後は校内の施設と部活動の見学をしてもらいました。  来春はぜひ本校の生徒として先輩からバトンを受け継ぎ、尾西高校の伝統を積み上げてくれることを期待しています。
 今月は部活動の応援には行けませんでした。その代わりといってはなんですが、一宮市・稲沢市・津島市・愛西市の中学校を回って、校長先生方に生徒募集のお願いに参上しました。中3生はちょうど私学の志望校を決める保護者会が行われたところだそうです。年が明けると、いよいよ公立高校の志望校決定です。ぜひたくさんの人に本校を志望してもらえるように祈念しています。
 「平成」が終わろうとしています。この「平成」という時代は、私の人生の中で最も彩りの濃い時間となりました。私は平成元年に結婚して家庭を持ち、子育てをしました。そして二人の子どもは独立していきました。仕事においても、担任から主任、教頭、校長へと職責が変わっていきました。次の元号の時代、私の人生は確実に「老後」へと向かっていく時代です。
 しかし、生徒は違います。「平成」の私と同じように、次の元号の時代に人生で最も「濃い」時間を過ごします。そしてその新しい時代は、これまで以上に大きな「変化」の起きる時代でしょう。今予想できることだけでも、AIが進展する中での「情報化」と国内で働く外国人労働者を巻き込んだ「グローバル化」への対応は避けて通ることはできません。
 単に知識を持つだけでなく、それを活用する思考力、判断力、表現力の育成が求められています。文化や価値観が異なる人々と、協働し、課題を発見して解決にあたるコミュニケーション能力も不可欠です。そのために、今教育改革が進められています。学習指導要領も改訂されます。
 これからの時代を生き抜くために、こうした「力」を、日々の授業で、学校行事で、部活動で、養ってもらいたいと考えています。大丈夫です。校訓の「真摯」を体現してくれれば、きっとうまく行きます。そんな話を終業式の式辞でも伝えました。
 今月の報告はここまでといたします。では、皆さまもよいお年をお迎えください。

 平成30年12月27日
校長   三 浦 治 夫



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